自動車のタイヤ交換は、どれくらいで行えば良いか深く考えていませんでした。そんな私が先日カローラフィールダーのタイヤを交換しました。サンデードライバーで走行距離が少ない私は、セルフのガソリンスタンドで無料で空気を入れているのですが、その時にひび割れが目立ってきたので、まだ使えそうかなと思いつつも安全のためと思い行動しました。
交換したのはグッドイヤータイヤ(GOODYEAR) GT-EcoStage 185/70R14 で工賃コミコミ21,000円くらいでした、結構安かったと思いますが、どうでしょうか?。
せっかく新調したので、寿命を延ばす方法を調べてみました。
まずタイヤの寿命はどれくらいか?
タイヤのミゾにスリップサインが出たら年数が新しくても交換。
スリップサインはミゾが1.6mm以下で出ますが、水の逃げ場が無く排水性が保てなくなりハイドロプレーニング現象を起こしやすくなる。そのままで走行するのは、法令(道路運送車両の保安基準)で禁止されています、もちろん車検も通りません。
タイヤは新品を買えば、4年以上持つと言われてます(走行距離が少ないと、もっと持つかもしれません)。近年、クルマを使わない人も増えているので、5年から長いと7年以上もタイヤを交換しない人もいますが、ゴムが経年劣化している場合があるので、お勧めはしません。
10年を過ぎたら要注意!。ミゾが残っていてもゴムには賞味期限があり、弾力性が無くなると性能が落ちてしまう。私のようにサンデードライバーで使用頻度が低い(熱を加えていないと硬くなってしまう)とゴムが石のようになって、トレッド部やショルダー部にひび割れ、コンパウンドの硬化によってグリップ力が低下する。
新車についている新車用タイヤは特別に作られた物で、そのクルマの最も良い状態(低コスト、乗り心地、静かさ、省燃費、等)を出せるように設計されているそうです。
一見良いように見えますが、一般で売っているものより、摩耗に弱かったり濡れた路面などの性能が落ちるかもしれない。なので3年ぐらいで劣化し始める場合もある(全てではないと思いますが・・・)。
タイヤを長持ちさせる方法
空気圧のチェックをしましょう、理想は二週間に一回程度。
最も重要なのが空気圧、車両指定空気圧はドアを開けた車体側に記載されている、もしくは給油口のフタに書いてあると思うので、減っていれば入れましょう。またクギなど刺さってないかサラッと見える部分だけでも点検しましょう。
空気圧が低い状態で走っていると、タイヤの強度が弱くなり異物を弾く能力が低下、燃費低下などの原因にもなる。
タイヤの空気圧のチェックは冷えている時にするのが一般的だそうです。私はいつもガソリンスタンドまで行って温まった状態で月に一回~二回やってましたが、基本的に温めた状態ではダメだそうです。こだわる人は、空気圧計を買って、乗る前に点検が必要かもしれません。
タイヤのローテーションを行う。
最近のクルマはFF車が多くてフロントが重い、前側のタイヤに負担がかかってしまい後輪よりも劣化が早い。新品タイヤを装着したら5000~8000km走った後か、ミゾが6.5mm以下になったらローテーションした方が良い。
パンクをしてしまったらタイヤ専門店で修理してもらう。
タイヤの修理方法は二つあり、簡単に出来るのが「差し込み式」で外側から刺さった異物を抜いて修理剤ゴムを差し込む方法(ガソリンスタンドや自動車ディーラは、この方法で修理すると思うんですが、これは応急処置だそうです)。
もう一つは、タイヤ店での「内面修理法」でタイヤをホイールから外して内側から修理剤シールを貼る方法。こちらの方がパンクした状態で、どれくらい走行してしまったか、ダメージがどれくらい有るか確認できるため、適切な処置をしてもらえる。(少しずつ空気が抜ける「スローパンク」の場合などタイヤにダメージがどれくらいあるか判断が出来ない為)
尚、パンク修理キットが搭載されている(テンパータイヤ、スペアータイヤが無い)場合は応急処置として使用するが、大きく穴が開いてしまったらJAFを呼んでレッカーしてもらうしかない。
ランフラットタイヤは、補強ゴムがついていて空気圧がゼロでもタイヤがつぶれない、空気圧警報装置付きの車両のみ装着が可能。
タイヤの弱点を知っておこう
雨の日は注意!水でタイヤがフヤケてしまい、道路に落ちている尖ったクギやボルトなど拾って刺さりパンクしやすい。
ガソリンスタンドでこぼれたガソリンを踏んではいけない、劣化の原因になるそうです。
道路に設置してある、黄色いキャッツアイは乗り上げてしまうと、年数がたったタイヤにはダメージが大きいとのこと。
砂利の駐車場は避けるべき、実は私の家がそうなのですが、タイヤのミゾに砂利粒が良くはさまってます。タイヤとホイールの間にも砂がはいってしまい、空気が漏れてしまうことがあるそうです、良くないのは分かっているのですが、しかたないですね・・・。
太陽の紫外線は大敵で、出来れば日光は避けるべきです、劣化が激しくなるのはもちろんのこと、片側だけに日があたって温度が上昇すると、四輪の空気圧が正常に測れない場合がある。
タイヤの側面部分は弱く出来ていて、縁石にぶつけやすいので注意です。
クルマを駐車場に放置し続けると、タイヤの一部分が押しつぶされて良くないそうです(たまにはドライブしましょう)。
用品店で安く売っているタイヤ用油性ワックス(油成分)が劣化を促進してしまうので使用しない。タイヤが汚れたら水洗いか、ツヤが必要な場合は高価だが、プロが使用する水性ワックスを使う。
タイヤの空気を入れる部分のゴムである、エアバルブは状況にもよるが3年程度で劣化が進む消耗品。タイヤ交換時に同時に交換するのはもちろんのこと、普段から割れが無いかチェックする必要がある。エアバルブだけ交換するとタイヤ交換と同じくらい手間がかかってしまう。
まとめ
マメな目視と空気圧のチェックで寿命がのばせる。自分でやらなくてもガソリンスタンドやタイヤ販売店などでチェックしてもらっても良い、タイヤを売りたいので喜んでやってくれると思う(セールスの基本として、点検して恩を売って、タイヤを買ってもらう確率を高くする為)。
私のようなサンデードライバーは、タイヤを良い状態にするには、適度に走って硬化させず柔軟性を保つのも必要だなと思いました。
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